シミュレーテッドリアリティ １
□はじめまして、こんにちは
1ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
ある日、私はいつも通りの日常を終え、古本屋に足を運んでいた。
下手すれば毎日行っているから、ルーティンみたいなものなんだろう。
そして私は愛してやまないジャンプコミックを読破していく。
最近ハマっているのは、断然〝めだかボックス〟
でも〝アイシールド２１〟も再熱中。
夢小説もよく読む方で、私はかなり漁っていた。
別にアイシールド２１だけではなく、色んなコミックの夢小説をハマった時期に読み漁っているのだが。
腐女子かと聞かれたら首を傾げるが…まあ、ホモよりノーマル派ってだけである。
ホモ小説を読まないわけではないのだけれども。
アイシールド２１で言えば、ヒルまも、セナすずが好きってだけ。
正規カップル可愛すぎか。
私がもしアイシールド２１に苦を入れるとするなら、女性キャラが少ないという１点だけだろう。
夢小説はキャラ×夢主なんだけれども、それはそれ、これはこれで好きなだけ。
男性キャラと自分を絡ませるなら、私は確実に雲水を選ぶ。
一目惚れである。
あの坊主に。
パラパラと本を捲っていけば、表情豊かなキャラたちが楽しそうにアメフトをしている姿が見れる。
これはもう村田さんや稲垣さんにしか出来ないキャラ作りだ。
頭が上がらないね。
思わずニヤけそうになるのを、きゅっと引き締める。
本屋でニヤニヤしてたら確実に不審者だ、変な目で見られたくない。
無駄に得意なポーカーフェイスを貫き、マンガを読む。
そして私は、帰路に着いたんだ。
まさかそこで交通事故に遭うだなんて、予想もしてなかったけど。