Absolute ruler1
□ちょっと一息
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『んー…あんまり大声で言えるようなもんじゃないけど…』
「言いたくないのかい?」
『聞いても面白くはないし…いや、笑い話にはなるかねぇ』
親の不倫問題ワロス程度には。
「…やっぱりいいや♣」
『ん?いいのか?』
私的には別に少しだけ内密にしてくれるなら全然話せる内容なんだが…
ヒソカなら絶対聞き出しにくるだろうと思ってたから拍子抜けだ。
「構わないさ♢いつ聞いたって内容は変わらないだろう?」
『まあ、過去にあったことだしね』
「ならまた今度♡」
…また会わなくちゃいけなくなったぞ。
狙いはそっちかよ…はぁ…
『んじゃ、今度は私の番な』
「なんだい♢」
『ねん≠チてなんだ?口ぶりからして、相当凄いモノみたいだけど』
「♠」
あ、ヒソカが黙った。
自分が教えていいものかと悩んでるみたいねぇ、ヒソカ教えるの下手くそそうだし。
別に知ってるからそんな知りたいもんでもないけど。
『…答えにくいなら、また今度だな』
「いいのかい?」
『別に、そのねん≠ノついては後々ヒソカからでなくとも聞けそうだし、イルミとか』
「ん〜、イルミは教えるの下手だから止めといた方がいいよ♣」
『ヒソカもだろ』
困ったように肩を竦めるヒソカ。
なんだ、自分でわかってるのか、教えるのはてんで駄目だって。
『うー、寒い、もっかい入るか…』
「ボクが温めてあげr──ぐふっ」
『死にさらせ、早く出てけ』
ヒソカを蹴り出し、もう一回風呂に入るため、浴室に入る。
はぁ、なんか風呂に入ったのに疲れた。
2度目の風呂はちゃちゃっと入り、簡単に済ませて女性にのみ貸された個室で睡眠をとった。