ゲットバッカーズ奪還屋

□桃 -モモ-
1ページ/1ページ



まだ日が浅い時間帯の新宿…。



???
「…こんなとこに花屋なんかあったんだな」




依頼を終えたばかりの…冬木士度










『ん…重い…』



花と水が入った腰まであるバケツを持ち上げる。



『…ッ!』




重さに負けて倒れそうになるが体に痛みがこない。



士度
「大丈夫か?」



『は、はい!すいません!』



受け止めてくれたのは士度だ。




士度
「…」



士度は名前からバケツを取り、店の外に置く。



士度
「ここでいいか?」




『あ、ありがとうございます!(美堂さんに似てる人だな…怖そうにみえて、優しい人…)』




士度
「綺麗だな…(マドカに雰囲気にてるな…)」





『ふふっ…ありがとうございます!』




士度
「花…もらってもいいか?」



『はい!プレゼントですか?』




士度はしばらく考え…



士度
「あぁ」





『ちょっとまってください!』




名前は綺麗に花束を作りはじめた。




『できました!はい!』



出来上がった花束を受けとる士度。



士度
「いくらだ?」


『お代はいただきました!』


士度
「?」



渡した覚えがない士度。

名前が指をさす方向に目を向ける士度。



『アレ…ありがとうございました!』



目を向けた先には士度が運んでくれたバケツがある。



士度
「あぁ…フッ…もらってく」


『はい!』



士度は帰る足を止める、名前に一枚の名刺を渡す。



士度
「お前ならいつでも受けてやる」


『ありがとうございました!』





(あの顔には弱いんだよな…)

(冬木士度さんか…また会える気がするなぁ)
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ