【短編】

□押し込めた感情が膨張して破裂した
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※短い、ホントに短い










押し込めた感情が膨張して破裂した










「あ〜怖がらせちゃった?」

凛月くんが楽しそうに口に弧を描く。

「眠っていれば、醜いものを見ずにすんだのになあ。」

悪魔の笑みにしか見えない笑顔を浮かべている凛月くんの後ろには、彼と同じ瞳の色をした液体が床に広がっている。そう、紅い紅い"血"が。
一体、殺されたのは誰なのか。いや、そもそも人であるのかどうか。凛月くんで隠れていて見えない。ベッドの上から起き上がって見ようとしたが、紅い彼の瞳が私を捉えた。

「見るのはやめた方がいいよ。鈴華には刺激が強すぎるから」
「一体……」
「鈴華は知らなくていい」

もうこれ以上何も聞くな。とでも言うかのように私の視界を男性にしては細い手で覆い隠した。

「一眠りしたら醜いものは"全部"消えてる」
「だから、こんな俺を見ても____」




ああ、気を失う前に彼が言った言葉はなんだったのだろうか。












「will you accept me the way who I am?」

(本当の私を受け入れてくれますか?)

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