雪と夢と罪の歌
□10 イーピン
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おまけ1
綱吉達は見た。
「…人間爆弾すごすぎる…」
「あの破壊力はすげーっスね…」
「あの野球ボール、爆発するのなー!」
「すごいねー!」
「い、いや…ボールじゃなくて…って、え?」
「どうしたんスか?10代目。」
「あ、あれ…!」
「「「!!」」」
「ヒバリと名前、だよな…」
「あ、あの風紀野郎自分で風紀乱してんじゃねーか…!」
「名前ちゃんってヒバリさんと付き合ってたんだー!」
「「「「…!!」」」」
「(ヒバリさん今こっち見た!確実に見た!)」
「(風紀野郎、当て付けみたくこっち見やがって…!)」
「(ヒバリも名前には甘いのなー!頭撫でてるし!)」
「(名前ちゃんに詳しく聞かないと!)」
「(こいつら考えてることバラバラすぎだな。…にしてもヒバリ、後で茶化す。)」
「「「!!?(またキスしたー!)」」」
「ん…(精々見ればいいさ、特に沢田綱吉。彼は少し危険だ、恋敵になりそうな気もする。まだ自分の気持ちには気づいていないようだけどね。…名前可愛い。)」
「(?…なんか変な感じだ。ってか)これ以上見てられないー!」
「同感っス。…なんか腹立つ。」
「無粋だしな!掃除戻ろーぜ!」
「そうだね!これ以上は失礼だもん!」
「(…ツナのやつ、もしかして)…帰りにイーピンを回収してこいよ。名前も呼ぶからな。」
「わ、わかったって!銃向けんな!(…なんだろう、この感じ?)」
END
おまけ2
応接室にて。
「ん、」
『ふ、ぁ、(唇の感覚が…!)』
「…あまり可愛い声をあげないで。抑えが効かなくなりそうだ。(押し倒してしまいたい)」
『、こ、声はどうしようもないのだけど…、』
「ふふ、それもそうだね。…じゃあ、聞かせるのはこれからずっと僕だけにしてよ。」
『(きゅん)…恭弥以外を好きになんてならないから、恭弥以外とこんなことをするはずないよ。』
「(きゅん)僕だって、名前だから触れたいと思うし、触れてほしいと思う。…こんな気持ちは名前以外には抱かないよ。」
『恭弥…』
「名前…」
〜♪
『?(着信音がカサブタ、ということは跳ね馬か)出てもいい?』
「(邪魔したやつ咬み殺す)…うん。」
『(ピッ)…もしもし?どうしたんだい、跳ね馬。』
「(跳ね馬…?というか名前の話し方は仕事用なのかな。)」
「《おまっ…ディーノって呼べって言ってんだろ?》」
「!(男…?)」
『いや、実は今少し都合が悪くてね。(恭弥いるし)』
「《なんだそりゃ!ははっ相変わらずおもしれーな!》」
『お褒めに預かり光栄だよ。…で、用件は?(恭弥の顔が怖い)』
「…」
「《いや、もうすぐボンゴレ10代目の面を見に行くんだ。一応言っておこうと思ってな。》」
『綱吉の?…わかった、正確な日程が決まったら連絡をくれ。』
「《おう!じゃーな!》」
『ああ。(ピッ)…恭弥?』
「男の、声…」
『ん?(聴力もいいのか)』
「愛を囁いておきながら目の前で浮気かい?怒るよ。」
『(もはや結構怒ってるよね)浮気なわけないでしょう?怒らないで、綺麗な顔が怖くなってしまうからね。』
「(褒められた…)…じゃあ明日はずっと応接室にいて。」
『え、授業は?』
「だめに決まってるでしょ?ああ、リップクリームは持ってきた方がいいよ。(きっと唇が痛くなるだろうから)」
『…(どことなく恐ろしい)』
END
おまけ3
放課後の綱吉達と名前。
『(唇がふにゃふにゃしてヒリヒリする…)』
「何もここまでしなくても…」
「何言ってるんスか、こいつ10代目を殺しにきたんスよ。」
「でも根はいい奴だと…」
『それは置いておいて、だ…イーピン、君はこの写真の奴を殺せって言われて言われて来たのでしょう?』
「(こくり)」
「これはツナじゃないぞ。」
「!!」
「な!?」
「あ…!」
『…どこら辺を見たんだろうねぇ。』
「誰だよこれーっ!!」
『近眼にも限度はあるだろうに…』
「まだまだ未熟だな。」
「(しゅん)」
『まあまあ、日本で修行でもしたらどうだい?きっと一人前になれるだろうからね。』
「((キラキラ)こくこく)」
『ふふ…(可愛い子だ)』
「(名前ちゃんもう手懐けてるー!!?)」
END