宮本解始の不思議な力


□さよなら日常
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解始視点

「くそっ!」

あっぶねぇ!近くの石ころを盾に変えて無かったら危なかった……
それにしても……鋼鉄すら噛み砕いてんぞ……あの化け物……
っ!?今視線が……

ザクシュ……

何!化け物がいつの間にか斬られてる!?いったい何が……いやまだ何か居る!
速すぎて残像を見るのがやっとだ……

チャキン……

は……速すぎんだろ……
もうナイフ突き付けられてる……

「動くな……貴方は獣?それとも人?」

「んだよ……その質問……」

「無駄口を閉じて答えなさい。
貴方は人?」

「どう見ても人だろ……」

「そう……悪かったわね。
疑って……」

おお、ナイフしまってくれた。
怖いな、こいつ。

「貴方…異能者ね…」

「異能……まぁあるっちゃあるな」

異能てのはこの力の事か……
ま……普通の女の子がみたらまず逃げるだろうな……
はぁ……辛いな……

「二度とこの道を通るな」

「は……?」

「この道はココロが溜まりやすい。
さっきみたいな獣が沢山出るわ」

「……」

二度と……こいつに関わるな……てか。
何でだろうな……すっごいこいつ守りてぇわ。

「悪いけど無理だ」

「そう、なら……」

ナイフを取り出して……っ!

ヒュン!

「死んでもらうわ……」

「……まじかよ」

あーあ……こりゃ小説とかで見た非日常って奴の始まりかな……?
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