銀魂

□仲直りの絆創膏
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ん、んー!
伸びをして起き上がる。目覚めサイコーだよ。



「銀時、ありがと…っあれ」



部屋に彼の姿はなかった。
原付で来てたし、お酒を飲んだからまだ帰ってはいないと思うんだけどー…

机の上には、昨日飲んだバファリンと経口補水液。そして小さい土鍋。

土鍋の中にはまだ温かいお粥があった。ひとくち口に含む。ちゃんと、砂糖じゃなくてお塩で味付けされてる。

誰かに作ってもらったお粥なんて、いつぶりだろう。カーテンから漏れる光の筋にも、幸福感を満たされる。


「はあ…美味しい〜。朝日も綺麗だし…

え?朝日?

今何時?

8時いいい!」



そりゃ、銀時帰ってるよね。
そりゃ、目覚めサイコーだよね。

お粥は冷蔵庫に入れて、慌てて着替えて家を出た。
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