銀魂

□胃痛にキャベジン
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“今晩19時、お前んち”



半ば強引に決まった銀さんとの約束で、少し元気が出てきた。

その元気と台車のおかげで、大量の荷物もすいすい〜っと屯所に搬入。おばちゃんにバトンパスして、そそくさと自宅に帰っ



「れなぃいぃ」





庭にて、爽やかにたなびいているシャツの群れ。ボールドッ♪って流れてそうなぐらいの。

膝から崩れ落ちて、悲観に暮れる。

ああ、取り込むのとアイロンがけ、忘れてた。

あんなに忙しく休みなく働いて、まだやることがあるのか。



「もう!人手不足にもほどがあるでしょ」



悲しんでちゃ終わらない、なんとか奮い立ち、竿にかかったシャツたちを片側にざっと寄せる。



「ひっ」



洗濯物越しの庭石の上に、人が寝転んでいた。



「とっつぁんに言っといてあげやしょーか」
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