銀魂
□胃痛にキャベジン
1ページ/3ページ
“今晩19時、お前んち”
半ば強引に決まった銀さんとの約束で、少し元気が出てきた。
その元気と台車のおかげで、大量の荷物もすいすい〜っと屯所に搬入。おばちゃんにバトンパスして、そそくさと自宅に帰っ
「れなぃいぃ」
庭にて、爽やかにたなびいているシャツの群れ。ボールドッ♪って流れてそうなぐらいの。
膝から崩れ落ちて、悲観に暮れる。
ああ、取り込むのとアイロンがけ、忘れてた。
あんなに忙しく休みなく働いて、まだやることがあるのか。
「もう!人手不足にもほどがあるでしょ」
悲しんでちゃ終わらない、なんとか奮い立ち、竿にかかったシャツたちを片側にざっと寄せる。
「ひっ」
洗濯物越しの庭石の上に、人が寝転んでいた。
「とっつぁんに言っといてあげやしょーか」