□悪戯☆
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近藤邸、風呂場。

ちゃぷちゃぷ。
宗次郎が手拭いを膨らませ、湯で遊んでいる。
一緒に湯船に入っている土方はぼんやりとそれを見ていた。

随分と宗次郎に懐かれたものだ。
その様子を見た近藤が、「お前の兄だ、と言ったのは俺なんだがなあ」とボヤいていた。
最初の可愛くない態度はどこへやら。
土方にすっかり気を許してしまった宗次郎は、土方の後ろを嬉しそうにちょこちょこ歩いて付いて来る。
元々子供嫌いの土方であったが、愛らしい笑顔で懐いて来る宗次郎に悪い気はしなかった。
今日もそうだ。
近藤と酒を飲み、帰るのが面倒になった土方は風呂を借りた。
そして、当然の様に付いてくる宗次郎。
寝る時も、布団に潜り込んでくるに違いない。

まだ湯で遊んでいる宗次郎を見つめた。
まだ土方の腰までしかない背丈は、9つとしては小柄な方だろう。
少年というよりもまだ幼な子の様だ。
精通もしていなければ、もちろん下生えも生えていない。

それはちょっとした悪戯心だった。
特に他意はない。
もちろん下心なんてない。
ほんの些細な興味本位。

土方は宗次郎のまだ未熟で自分の小指程度の性器を手を伸ばした。
「土方さん…?」
宗次郎は土方がなぜそこに触れるのか分からない。
大きな瞳に土方を映し、キョトンとしている。
「ちょっと我慢しろ」
そう言うと、宗次郎の性器を覆って癒着している包皮を一気に剥いた。
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