男主のBASARAで桃太郎パロしてみました。
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました。
「え、ちょ、なんで俺様おばあちゃん役?おかしいよね。これおかしいよね」
「佐助ぇぇぇい!細かいことを気にしてはならぬぞ!」
「アンタはもう少し気にした方が言いと思いますよ、大将」
二人は仲睦まじく暮らしていました。
「仲睦まじく、ねぇ…‥…」
「ふむ……。やはりここは仲睦まじく殴り合うか?」
「それ仲睦まじくって言わないよ!?分かってます!?」
ある日おばあさんは柴刈りに、おじいさんは川に洗濯しにいきました。
「ちょ、逆!逆だから!」
「よし!儂は川へ行くぞぉぉぉ!」
「斧持っていくなぁぁぁあ!アンタその場で桃切る気だろぉぉぉ!」
おじいさんは少しちゃっかりしているからとおばあさんが川へ洗濯しにいくことになりました
「ちゃっかり?斧持って洗濯しにいくことってちゃっかりなの?ねぇ」
「細かいことを気にするなと言うておるだろうが!」
「はいはい…。柴刈り頑張ってきてくださいねおじいさん」
「おぉ!この斧で大木など一捻りだ!」
「アンタは禿げ山にする気!?くれぐれも柴だけ刈ってきてよ!」
「今日は風呂が火事になるぞ!佐助ぇ!」
「柴だけっつってんでしょうがぁぁぁぁ!」
おばあさんの温かい見送りに元気よく答えながらおじいさんは山に行きました。
おばあさんは洗濯物を持って川へ行きました。
「よいしょっと。家事が全て出来る佐助様が洗濯でもしますかねっと」
おばあさんが一生懸命洗濯物を洗っていると大きな桃がドンブラコドンブラコと流れてきました。
「うわー。来ちゃったよ。もう来ちゃったよ」
おばあさんはそれを拾って家に持ち帰るのでした。
「…ま、このまま無視しちゃってもいいよね。他に誰かが拾うよ。きっと」
おばあさんは家に持ち帰るのでした。
「……………」
家に持ち帰るのでした。
「チッしょうがない…あらよっと」
やっとのことで持ち帰ったおばあさんは中を確かめようと包丁を桃めがけて振り下ろしました。
(桃太郎が産まれる前に物語終わらせとこう)
真っ二つに割れた桃からはおばあさんの包丁を白刃どりできるほど元気な男の子が入っていました。
「ああああああ危ねー!あとちょっとで死んでたよオレ!」
「ちょ‥…!?(か、カワイイかも‥…!)」