Are・you・opponent?
□屯所日記。〜2日目〜
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「ふぁ、ねみぃ」
「何でテメェがオレの部屋に居んだよ…!!」
「そんな事ぁ、どーでも良いんでィ。それより土方ァ、京華の奴見ませんでしたかィ?」
「京華だぁ?見てねぇけど。寝坊でもしてるんじゃねぇのか??」
アイマスクをして寝ているこの場所は、お察しの通り土方の部屋である。
「余りにも遅いんで部屋に行ったら居なかったんだよ」
「まぁ、どっかに居んだろ」
「帰って来ねぇし罰ゲームでも用意しますかねィ」
「………プッ…フフフ…ッ!!」
「「!?」」
突然外の縁側から堪えきれていない笑い声が聞こえ、土方が勢い良く開いて縁側を見ると、案の定一本の松の木にもたれかかっている京華の姿があった。
「あの鬼の副長と一番隊隊長が呑気な話をするもんですね、お二人方♪」
「テメっ京華!?」
「スミマセン待たせていた様で。コンビニ行ってました」
そう言ってニッコリと笑う京華は隊服を身に纏いビニール袋片手に持っている。
「……てか、何でィその格好は」
確かに京華の服は隊服なのだ。柄で分かる……が。
「ミニスカですかィ…」
何故ミニスカがこの屯所にあるんだ。男しか居なかったのに。よりによってこんな丈の短いミニスカなんて…
「あぁ、昨日近藤サンに頂きました」
「近藤さん…このミニスカ、丈が短いような……」
土方も同意見らしい。
「そうでしょうかネェ??」
どけど本人が一番自覚無かった。