いつも、あなたを。
□ボクの嫌いな薬のハナシ。
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……何なんだよ。
ボクに生きていて欲しいからって永遠の時の檻に閉じ込めて。
貴方はそれで、先に世界から退場して。
結局ボクは、世界でたった独り、いつもいつも置いてけぼり。
ボクだけいつも、休む事無く世界と言う舞台、檻の中で踊り続けるしか出来ない。
貴方はもう…居ないのに。
何なんだよ。
「〜〜〜〜〜〜っ」
声をかみ殺す。
ドアの外に平和島君が居たら困るからだ。あれ以上、彼にボクの事は言えない。
『……ちょっと待て』
ボクの言葉の何処かで、きっと彼は不死の身体が生まれつきじゃないって分かってる筈だ。
「あぁ………ホント駄目だなぁ」
どうせ話したって、結局彼も、いつかは退場してしまうんだ。
…だから昨日の折原君の時も、別に良いやって喋っちゃった訳なんだけれども。
「はあぁぁ………」
ダルい。考えるだけでも疲れてしまう。こりゃ重症だ。
だけど……寝たら夢に貴方を見てしまいそうで……
…怖い。
それでもボクは睡魔に負けて、重い瞼をゆっくり降ろした。
だけどやっぱり、
貴方はボクをいつも縛り付けている。
いつまでも、永遠に。
(この先ちょっと色々注意→
別にr18とかでは無いのですが(汗