いつも、あなたを。

□だからこそ
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「…起きろよ」
「ぇぇ…まだ寝るぅ……すぴー」
「いや起きろよ!?っあぁクソ!!」

急に宙に浮いた気がした束の間、布団ごとベッドから放り投げられた。何気に痛い。

「ちぇ、お陰で眠気が覚めてしまったじゃぁないか。て言うか腰打った痛い痛い」
「知るか!ならさっさと起きろよ…」


あれ以来家から出ず似た様な事を繰り返している。
「…つまんないなぁ……お日様浴びたいなぁ…勿論直で」
「無理に決まってるだろうが」
「外出禁止令程、人生つまらないモノは無いと思うねホント。ここまで来ちゃうと軟禁だよ」
「…そ、そりゃ悪かったが、軟禁はやめてくれ軟禁は」

あ、ちなみに彼は病んでなんかいないよ?
少し過保護なだけだよ?…多分。

「…よし、決めた!」

懐から護身用に持っていた物を気付かれない取り出す。

「何が…って危な!?」

ひゅん、と少し長めに作られた銀製のナイフが彼の真横を通り過ぎてすれすれでかわすと同時に、

「スキあり♪」
「あ!?待てよおい!!?」


逃げ出しちゃった★



「うはぁー!!お日様だぁ(感動)」
いつもと変わらぬ日常に戻れるって良いと思わないかい?
大丈夫!折原君にもし会ったとしたって何か言い訳すれば済むだろう。


「…あれ?凛花ちゃん!?」
「………ぇ」




噂をすれば影、って良く言うよね★(汗)

…と、とりあえず何て言おうか(泣)
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