*magi*
□surprise
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シンの様子がおかしい。
何かこう、そわそわしてるというか何というか……。
というか、明らかに避けられてます。
しかも、様子がおかしいのは私に対してだけらしく、他の人には普通にいつも通り接している。
私、何かしたのかな……。
避けられ続け、早、3日。
私の不安も少しずつ積もり、ついに、最高潮に達しようとしている。
シンは、浮気してるのではないか。
疑うなんて、してはいけない。
分かってる。分かってるけど……
そんなとき。
「ジャーファル!」
シンの声だ。
「何ですか?」
大丈夫。いつも通りに……
「今日の夜、いつもの場所に来てくれ。」
「分かりました。」
ついに、別れ話かな……。
涙が出そうになる。
でも、シンと付き合えただけ幸せなんだ。
別れ話ならば、身を引こう。
そう決めて、仕事の続きを始めた。