書籍

□君の為に
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「望美さん」

貴女は、後悔していませんか?─────

「え?弁慶さん?なにか言いましたか?」

僕の前を歩いていた彼女は、可愛らしくくるっと回って後ろを向いて首をかしげた

「いえ?何でもありませんよ。ただの独り言です」

きっと、彼女は「後悔なんかしてない」とハッキリいうだろう

何て言ったって、かの有名な"源氏の神子"で、僕達の"白龍の神子"なのだから

だから、僕は────


"君の為"に生きると誓う


(咎人である僕を、全てを話しても傍にいると)
(あの瞳でいった君の為に)
(僕は罪を背負いながら生きる)


20150501

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