ペンは刀よりも強い
□ペンは刀よりも強い
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11月。
私は、いま馬鹿でかい門の前にいる。
この門の先には、これから私が通うことになる超金持ち学校。
このたび転入することになりました。
何故こんな時期に…と思ったそこの貴方!!
この先を読めばきっとわかるでしょう。
「どこにあるんだろ…」
そびえ立つ馬鹿でかい門の横にインターホンがないか漏れなく探す。
ちょっと上の防犯カメラみたいなやつに気づいた。
そいつの下を見ると……あった、あった。
下にあったライオンの口の中にボタンを見つけた。
恐る恐る指を入れる。
噛みついたりしないかな、押した瞬間ガブッみたいな。
―ピンポーン
ガチャ
「はい、どちら様でしょうか?」
予想を裏切られ(?)女の人の声が聞こえた。
さーて、今からが私の腕の見せ所。
この学園生活のスタートをきった。