〜キセキ〜
□第2Q
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赤司くんに連れられて放課後、体育館へとやってきた。
『人数多っ!』
赤 『そうかい?でもこれでも3軍だけだよ?』
『あり得ないー』
赤 『とりあえず今日は初日だから監督とキャプテンに挨拶をして、1軍の練習を見るといい。
1軍の体育館はあっちだよ。』
体育館なんこ使ってんだよ!とツッコミたくなる。
監督とキャプテンに挨拶をして、1軍体育館の隅に座った。
『!!!!!』
そこには信じられない光景が広がっていた。
中学生とか思えない体付きに筋肉量。そして、バスケのレベルの高さ。
『こりゃすごいとこにきちゃったなー...』
特にあの青髪。
バスケは征ちゃんに教わってるけど、ほとんど何も知らない素人でもわかる。
すごいセンスの持主だ。
そしてなにより、
『なんて楽しそうにバスケをしてるんだろ〜』
見てるこっちも笑顔になる。
そんなバスケを彼はしている。
でもちょっとまだ体が出来上がってないかな。なんて思った。
『あの人?紫原くんだっけ?バスケ部の中でも断トツ大きいな〜。ってかあくびしてるし‼︎』
1軍の練習はほんとにすごい。
征ちゃんには言わないけど、ちょって感動してしまった。
シュッ
リングにボールがくぐる音。
シュッ
『!!!』
私はその彼を見て息を飲んだ。