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□ずっと守ろうと思っていたのに
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俺がただの大学生として平凡な生活を送っていたあの日、それは怒った。
人の悲鳴、急ブレーキの音、いろんな音が一度に聞こえてきてぼーっとしていた俺は信号を無視したトラックに轢かれてしまった。
とても暑い日のことだった。



痛みは案外感じないんだなと思いながら自分が死んだことを少し理解し、じゃあここはどこだろうかなどと考えていると、突然意識がハッキリしはじめた。
「あ〜、あう」
「あらー、##NAME1##起きちゃったのねー。元気の良いこと」

そう、俺は生まれ変わっていたのだ。親はあきらかに日本人ではない。使っている言語は日本語では無いのだろうが、日本語のように読み書きできることに安堵した。


それから3年、リリーと名付けられた妹が生まれ驚愕した。姓はエバンズ……ここはあの児童書、ハリーポッターの世界だったのだ。またペチュニアという妹も生まれるのだろうか、それとも俺がペチュニアに成り代わってしまったかはわからなかったが、それから更に2年たっても新たな兄弟は生まれなかったのでおそらく成り代わりのほうだったのだろう。
しかし、11歳を迎える年になんとホグワーツから手紙が届く
「これは……チャンスだ、未来を変える……」
俺にはペチュニアとは違い魔力があることが分かった。これはリリーをヴォルデモートから守るための運命なんだ!
そこから奮起した俺は、ホグワーツを7年間首席で卒業し、不死鳥の騎士団に属することになる。
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