先輩のワタシ。

□スタートの彼
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「ふー。さすがアイアイだね。じゃあ、僕とアイアイはライバルになるのかな。」




「何言ってるの。奏のことは気に入ってるけど、恋愛とかそういうのと違うと思う。」


「ランランときっとライバルになるのかな。」







そうぽつりとつぶやく嶺二はまるで確信があるように言った。


藍もそれは独り言のように聞き流している。





「ランマルはどうか知らないけどまだ本人無自覚で発展途上ってところかな。」





「さすがアイアイだね。アイドル寿嶺二ライバル上等。今回だけは若いものに譲れないよ。」






嶺二はウィンクを藍に送る。





藍はいつもの表情を変えずにただふん、と鼻を鳴らした。











猫に逃げられてしまった蘭丸と奏。






仕方ないと蘭丸が重い腰を上げた。


続くように奏もおしりの砂を手で払って立ち上がる。











「藍ちゃーん、嶺二くーん。行くよー。」



「はーい。待ってー。ランラン。奏ちゃん」



「そんな大きな声で言わなくても聞こえてるよ。」

























4人は向かう。


これからはじまるマスターコースの寮に。







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