長編

□臣下の在り方
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K夢

周防尊相手…?


岸咲 沙織(キシザキ サオリ)

周防の幼なじみで、腐れ縁。
幼少時より、何かと恐れられてきた周防に唯一普通に声を掛け、対等に接してきた。
中学を卒業する時に親の離婚で、母親の実家に引っ越すことになり、それ以来鎮目町に帰っておらず、尊とは音信不通になっている。

実は、過去現在未来を時間空間関係なく見通す異能を持つストレインで、それによって精神的に病んでいた。
しかし、尊との出会いで能力が緩和し、それ以来は時々夢に見る程度になった。

中学に入学してすぐに、予知夢で尊が赤の王になり、青服の男性に刺し殺される未来を予知。
未来を止めるため、変えるために自ら御柱タワーに行き、黄金のクランズマンになる。
それによって新たに開花したのは流動。


流動…文字通り『流れ』と『動き』を操る能力。


ネタばれ↓↓










内容…
原作前、幼き頃に出会いそれ以来の仲である周防尊。
この関係は、きっとこれからも続いていくのだろうと信じていた、沙織。
入学式の途中で居眠りをしてしまい、その時、久々に大嫌いな自分の¨能力¨が現れた。
それは、幼なじみの周防尊が、赤い焔を纏いながら青い軍服のようなものを着てる男性と戦っている様子だった。
そして、その死闘の末、周防尊は青い軍服の男に刺され、消滅した。
夢とはいえ、自分の持つこの¨能力¨の正確さは誰よりもよく理解していた。
沙織は、その日から眠れない夜を過ごす。
予知夢から数日、沙織はある一つの可能性を見つけ、周防尊との離別を決意する


原作直前、12月に鎮目町に戻ってくる。
その時にガラの悪い若者たちに絡まれ、なるべく穏便に片付けようとした所、そこに八田、鎌本、十束が通りかかる。
沙織の行き先が自分達と同じbarHOMRAだと知った十束は彼女に一緒に向かう事を提案。

HOMRAでは、周防、アンナ、草薙、と他のメンバーが各々好きな時間を過ごしていた。
そこに、買い出しに出ていた十束達が沙織を連れて帰ってくる。
あっさりとした、周防、草薙の両名との再会を果たした沙織は、尊にある事を言う。
「近い内に、新しい"王"が誕生する。…尊、お前なら、この意味、分かるよな?」
沙織が、次に言葉を紡ごうとした時、彼女の端末が着信を知らせる。
早速の仕事の連絡に軽くげんなりしながらも、沙織は帰り支度をし、「尊、私はただ戻ってきた訳じゃない。お前に一つ、予言を渡しにきた。
『赤の王、周防 尊、お前はこの冬を越すか越さないかの境目で、自身の炎に焼きつくされるか。それか、そうなる前に誰かに殺されるかの、未来しか残っていない。』」




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