long novel
□ずっと一緒に・・・２
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「きゃ〜！！蘭！可愛いっ！」
「綺麗やで！蘭ちゃん！」
「ありがとう。園子、和葉ちゃん」
控え室から園子と和葉ちゃんの明るい声が響く。
今日は新一と私の結婚式。
私は今、真っ白なウェディングドレスに身を包んでいる。
腰の部分に大きなリボンが結ばれている可愛いらしいドレスを選んだ。
「蘭お姉さん！おめでとう！」
歩美ちゃんが綺麗な花束を手に控え室に入って来た。
「ありがとう！歩美ちゃん！」
「哀ちゃんも入ろうよ！」
ドアの所に立っていた哀ちゃんを引っ張る歩美ちゃん。
「哀ちゃんも来てくれたんだ。ありがとう！」
「おめでとうございます。蘭さん」
そう言うと、哀ちゃんは優しく微笑んでくれた。
「このお花ね、哀ちゃんと一緒に選んだの！」
「綺麗な花やなぁ！そういえば、光彦君達は？どこ行ったん？」
「花嫁の控え室は、男子入室禁止だから。新一君もおじさんも入っちゃダメなのよ」
「そっか！」
「それより！よくおじさんが新一君との結婚認めたわね・・・。おじさんの事だから１ヶ月位は認めないかと思ってたのに・・・」
「確かにそうやな・・・」
「私もそう思ったよ！でもね・・・」
私は、あの日の事を話始めた・・・。