アカネイア&覚醒&if短編

□君観察日記
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*支援Aまでネタバレ



「お前は今まで暗夜にいた。言わば我々の敵。何か企んでいないか見張らせてもらう」

そう、カムイに告げれば、奴は少しさびしそうにしながらも何も企んでいないと訴えてきた。
うっ、なんだそのキラキラとした瞳は……!俺は女の涙などにはだまされんぞ。

「ど、どうすれば信用してくださるんですか!」
「それは…もちろん、行動でだ。口ほどに信用のないものはないからな」

そういうと、彼女はむっとした顔になって反論してきた。

「でも、最初から疑ってると、私が悪いことしてなくてもなんとな〜く悪いような、そんな偏見生まれませんか」

…何を言うか、こいつは。

「こう、もっと具体性のあることにしませんか。
たとえば日頃の私の怪しさに点数をつけてみるとか。もちろん客観的に」

ずいぶんと必死そうだな、カムイよ。
いいだろう、俺ももとより全力でで監視させてもらうつもりだった。
リョウマ様の実の兄弟である彼女に対して、おれはある種の敬意を払って監視活動を行うつもりなのだ。
それこそ、彼女が言うように「俺の偏見」がいつまでも続くようなやり方ではなく。

「そうだな、では俺は今からお前に監視記録をつけてやる」
「え…ってなんですかその本…カムイ監視記録…!?も、もしかしてそこまでするんですか…?」
「監視を行うのであればこれくらいは当然。それにお前自身も点数を付けろと言ったな。すなわち、それは記録しろと言うことだ。覚悟しておけ…」
「え、さ、サイゾウさぁんんんん!?」

監視初日:俺は今日からカムイの監視を始める。今日は異常なし。



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