アカネイアall
□ビラク
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「ロシェ!さっきはすまなかったな」
「やだなぁ、ビラクが一人で突っ込んで囲まれるなんていつものことじゃないか」
食堂でお昼をとっていたら、そんなとんでもない会話が耳に飛び込んできた。
いつも一人でつっこんで、敵に囲まれている…!?
ビラク、あんたよく生きてるね…。
「しかしお前の力量には相変わらず驚かされえる」
「ビラクこそ、囲まれはするけれどそこからの動きは見事だよ」
「ロシェあっての動きだがな」
「それは僕が一番痛感してる」
ふぅん、一番歳下っぽいロシェが、実はビラクを助けてたんだねぇ。
意外だ。
ビラクっていつも髪の毛もきっちり整えてるし、なんとなく瞳が輝いていて、こう、なんていうの?夕日に向かって走り出しそうなイメージあるのに。
夕日じゃなくて敵陣に走り出すなんてねぇ。
「この際、俺は休んでいるからお前が敵陣に乗り込んで囲まれれば良いのだ。
大手柄だなロシェ!」
「えぇえ!ありえない!」
「ははっ!オレルアンジョークさ!」
あ、それにジョークも言うのね。
なにオレルアンジョークって。
私の場合だとアリティアンジョークになるのかしら。流行そうね。
「そうだ、そういえばウルフとザガロはどこいったんだ」
「ザガロは怪我して医務室だよ。ウルフは…どこいったんだろう」
「ちょっと用事があったんだが…よし、ザガロの見舞いと、ウルフを探してくるよ」
ビラクは踵をかえした。
私が見つめ続けていたのだから不思議なことではない。
その瞬間二人の目があったのだ。
あからさまにそらすのも、見続けるのもおかしいのでちょっと迷っていると、彼のほうから軽く会釈をしてくれた。
すげぇジェントルマンな動きだった。
「…クリスあんた、さっきから私の話いっこもきいてないでしょ」
「え!?あ、ごめん!」
だってビラクが思ったよりイケメンで!
――口に出すのはやめておいた。
その人、
あとがき
来たよー!本人とのからみが一切ない夢!夢でもなんでもねぇよこれ!
はい、お察しの通りネタが切れてきました
てかオレルアンジョークってなんだろう
アリティアンジョークのほうが楽しそうだけどね