アカネイアall

□ドーガ
1ページ/1ページ


「うぉりゃああぁあああ!!!」
「させんぞ!」
「うひゃう!」

ドーガ先輩に、背後からアタック!
ぐりんっとこっちを向いたドーガ先輩は体の向きも変えて、思いきり正面から私を受け止めた。

「くそぅ!なぜだぁああ!」
「敵に襲い掛かるときにそのような掛け声をあげる馬鹿がいるか!」
「でもカイン先輩が気合を入れるのは大事だって言っていたのです!おこるならカイン先輩を怒ってください」
「カイィイイン!!」

ドーガ先輩と談笑していたカイン先輩は一歩後ずさって抗議する。

「いやそれは時と場合によるとも教えたではないか」
「カイン、お前も身に染みて感じているだろう。
こいつに時と場合を考える能力がないということを!
ならば初めから妙なことは教えるな!」
「ドーガ先輩そこフォロー入れて!」
「ってかお前たちいつまで抱き合っているんだ」

っは!しまった!
ついアタックして受け止められたままで言い合いをしてしまった!
体を離そうと一歩下がる。
が、背中に回された手がそれを許さない。え、え、なんでですか先輩!!

「わざとだ。こいつが二度と俺にタックルをしようと言う気にならんように」
「な、なんですと!?じゃあ抱きしめてもらいたいときはアタックすればよいのですね!
これからは好きな時にアタックします!」
「いつも好きな時にアタックするくせにな…」

呆れ顔のカイン先輩と、なんかちょっとだけ赤面のドーガ先輩を交互に見て、にやり。


 大きなあなたにダイブ



あとがき
ドーガどの…割とイケるね!うん、好きだよ!

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ