覚醒all

□マーク
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※ここで出てくるルフレは軍師のルフレで、メインのおんなのこは名前ありません!


マークって、マザコンだと思う。

そう!こんなにも魅力的な女の子と会話してるって言うのに口を開けば「母さんが」と、そればっかり!

どうなの!このうら若き女子よりお母さんをとるなんて!

ま、まぁそりゃあマークは未来から着たわけだから、もちろん未来から着たわけではないルフレさんはお若い!軍師としても優秀である!

むしろ私はルフレさんが大好きだ。

だっけどさぁー…

「それで、母さんってば――」

「ねぇ、マーク」

「はい?」

「あんたルフレさんと虫以外に話題無いわけ?」

「え?」

「私よりもルフレさんとか虫が好きなんですか」

うっわー。言っちゃったよ。

私ってかわいげないなぁ。

むっすーっとした顔でそっぽ向いたりして。

「…ウソ。なんでもないから」

「ふふっ」

「なっなんで笑ってんのぉ!?」

もう、最悪だよ。

好きな男の子にこんな風にしか言えないなんて、まるでガキだ

「すみません、別におもしろくて笑ったワケじゃなくて。かわいいなっておもっただけです」

「なにがよ」

「あなたがですよ」

なっ…なんて事言うのよこいつは!
私の気も知らずに恥ずかしげもなく…

「そ、そう言うことは気安く女の子に言うもんじゃないのよ」

「そうですか?う〜ん、すみません」

まったく、そうやって無邪気に笑う。

でも、その笑顔が好きだから文句なんか言えなくて。


 かわいいあなた


(別に気安く言ったわけじゃないんだけどなぁ…)





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