トリップしたところは夢のような処でした。
□6話「退院」
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あれから…2週間…お兄ちゃ…伊野尾ちゃんや、まこ、涼介たちが毎日お見舞いに来てくれた。
まこが、毎晩とまってくれたり
そして、ついに……退院の日
医者「はるかさん、無理はなさらないでくださいね。…あと、2週間に一回は病院に来てくださいね。」
はるか『お世話になりました。』
ナース「いいんですよ。」
優しい人たちだ…
<外>
はるか『んー!…自由だぁ!』
麻琴「退院おめでと(笑)…むこうで涼介たちも待ってるぞ。」
はるか『うん。』
麻琴「どーせ、これからも通うんだろ?用事なかったらついてってやるよ。」
はるか『ありがと、…』
涼介「はるかっ!…おかえり!」
はるか『みんな…ただいま!』
伊野尾「松本が…酷いんだ。…」
大貴「一人でさっさと行っちゃって…(´;ω;`)」
はるか『(呆笑)』
涼介「今日…なに食べたい?」
はるか『涼介が作ってくれるものならなんでも好きだよ?』
麻琴「(イラッ)…はるかー、今日うちで食べるかー。うちが久しぶりに作ってやるよ。」
はるか『んー…どうしよ。』
伊野尾「はるか……」
はるか『…伊野尾ちゃん…料理作れたっけ?』
伊野尾「少しなら……」
はるか『二人とも…ごめんね。…今日は…お兄ちゃんと食べる…』
伊野尾「はるか…」
麻琴「まぁ、兄弟水入らずで…」
涼介「帰り…電話しろよ?」
はるか『うん。…じゃあ…いこ。材料買わなきゃ…』
そういって、二人は…買い物にいった。
仲良く…手を繋いで
麻琴「寂しいの?」
涼介「いや…そんなことは……」
麻琴「素直になれよ。」
涼介「……」
はるか『…伊野尾ちゃん…食べれるもん作ってね。』
伊野尾「大丈夫だよ。たぶん…」
はるか『伊野尾ちゃん……』
伊野尾「んー?」
はるか『やっぱり、心配になってきた…』
伊野尾「ははっ……なんだろーな。可愛い…(笑)」
はるか『ばか』
そんな風に…二人で仲良く話してた。
買い物済まして…家に入ってみたら…
はるか『意外と綺麗。』
伊野尾「しつれーだなー。」
はるか『…座ってて。私が作る。』
伊野尾「いいの?」
はるか『私が作った方が……安全だし。』
伊野尾「はるかー」
はるか『なに?』
伊野尾「…お前、保健室ばっかきてるよなー。」
はるか『私のオアシスだから。』
伊野尾「え?」
はるか『教室とか大嫌いだから…てか、人と関わるのが大嫌い。……でも、伊野尾ちゃんだけは…憎悪とかなかったから。』
伊野尾「そっか……。」
はるか『できたから持ってって。』
伊野尾「おぉ。うまそ!」
はるか『…ありがと。』
それから、食べ終わり…色々なことを話して……いつのまにか21:00
はるか『そろそろ帰るわ。』
涼介に電話する。
三コールで出た(笑)
玄関の外に出るとき…
伊野尾「はるか…」
はるか『なに?』
伊野尾「辛いことがあったら…何時でもおいで。待ってるから…」
はるか『…うん!おやすみ…お兄ちゃん♪』
外に出ると…もう涼介が待っててくれた。
はるか『ごめん。待たせた?』
涼介「…はるか…かえろ。」
はるか『うん。…で?…この手は?』
涼介「はぐれると危ないだろ!…///」
はるか『涼介のデレって可愛いよね。…』
涼介「男に可愛いとか言うなよ。…///」
はるか『だって…可愛いんだもん♪』
涼介「ハァ…はるか…」
はるか『んー?』
腕をいきなり引っ張られ…
後ろには壁…ていうか、家の外壁?
涼介「…可愛いとか思って油断してると……痛い目見るよ?…」
はるか『っ…///』
油断した……
不覚にも…ドキッとした。
はるか『…///』
涼介「…ほら、行こ?」
はるか『っ……』
駄目だ…まともに…顔見れない…
はるか『好き…』
涼介「え?」
はるか『え?…わたし…なに…言って……///…あーーー!誤解よ誤解!…///なんでもないの!』
涼介side
はるか『…好き…』
ビックリした…その時…時間が止まった感覚が生まれた。
思わず…俺は…聞き返す…
そしたら、真っ赤な顔で否定していた…
ねぇ……少し…期待していいの?
答えてよ…
涼介「…///」
next…
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