つながる想い

□第5話
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 そして次の日、私はいつも通りデスクワークをしていた。

 よし、これでひとまず終わり。昨日のスコア、見てくるか。

 食堂を出て、バックネット裏のプレハブ小屋に向かった。

「嫌だ! あんなやる気のねえ奴と、組みたくねえ!」

 中に入ろうとドアノブに手をかけたとき、中から沢村の声が聞こえてきた。

 組みたくねえ……クリス先輩のこと言ってんのか。

「なんであんな人がここにいるんっすか。やる気がねえなら、さっさとやめればいいのに」

 ……っ!

 ――バンッ!

「美優!?」

「お前、今何って言った?」

 話している途中で悪いと思ったが、なんの断りもなく中に入り、沢村を壁に叩きつけた。

「やる気がない? さっさとやめればいい? お前、クリス先輩にトレーニングのメニューもらってんだろ。なのにそんな口叩くのか? そのトレーニングの意味がわからないほどに知識がないならつけれるように努力しろよ。お前の口からは文句しか出てこねえのか? あの人が今どんな状況かもしらねえくせに、偉そうな口叩いてんじゃねえ!」

 やっぱこいつ、嫌いだ。

「……一也、あとでスコアブック見してくれ。礼さん、急に入ってきて、申し訳ありませんでした」

 ぺこりと頭を下げ、その場を去った。
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