過去と現実と未来と
□第0話
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ここに戻ってくることはないと思ってた。
戻ってきたいなんて一度たりとも思ったことはない。
それでもここに来たのは、ある目的を果たすため。
先生。あなたが何を考え、何を望んでいたのかは私にはわかりません。
それでも、1つだけわかることがあります。
あなたは、我が子の幸せを心から願っていたと。
その願いは、私が叶えます。必ず。
先輩。あなたが傍にいられない間は私が守ります。
あの魔の手から、彼女を守ります。
だから必ず、会いに来てください。
あなたの子を、あなたのその手で抱き締めてあげてください。
あなた方2人の願いは、私が叶えます。