桜の海

□友情
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「「ヘックショイ!」」

俺と祥ちゃんが同時にクシャミをしたので台本を見ていた、よっちんが声をかけてくる。

吉「えー何何 。噂されてんの?」

鳥「……否定できない自分がいる」

森「同じく(笑)さて……じゃぁ俺と浩輔は今日はこれで終わりだから」

吉「おぅ! きぃつけろよ」

祥ちゃんと一緒にスタジオを出て街を歩くき話す。

鳥「すげェ勢いで家出たよ」

森「同じ同じ(笑)」

彼女の話で盛り上がる。

森「今日、駅前のカフェで語る〜とか言ってさ。 行き先教えるってなんかあるのか?」

鳥「怪しい……」


さて、同時刻。
ユキとナオが紅茶を飲みながら話している。

端の席でrockな曲が流れているため話していても内容はあまり他に聞こえない。

ナオ「にーさんってエロい?」

ユキ「天然のド変態だよ。 鳥さんは紳士的だよね」

ナオ「イメージはね。 私的にはにーさんと良い勝負だよ!」

グッと親指をたてるナオ。

ユキ「いやいや(笑)自慢!?」

ナオ「もちろん〜」

楽しそうに笑うユキを見てナオも楽しい気持ちになる。

ユキとは幼なじみで親友のナオ。
ユキと違い人とは積極的に仲良くなっていくがユキ、そして鳥海さん以外には距離をとる。
ユキは元々ナオと森久保さん以外には自分からは近づかない。

カララン〜♪

ナオ「あ、二人は紀章さんとも共演してたよね」

ユキ「突然だね(笑) あと宮野さんとか寺ちゃんとか」

ナオ「拓篤ってカワイイよね! 下野ちゃんもカワイイしー……あ、女子として負けてる気がする」

二人は楽しそうに笑い合う。
だから気がつかなかった。
二人に近づいてくる人影に……。

ユキ「翔太君とか翼君とか」

ナオ「翼ちゃんは黒い。カワイイけど黒い」

ユキ「ふふ。 でもいい声ね。 みーんな最高」

「……みーんなって俺も入ってる?」

ナオ「鳥ちゃんは別枠! 比べられないッ」

「俺も?」

ユキ「当たり前だよ!」
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