パラレル+夢小説(BM編)
□選
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書斎にて。
ゼウス家前当主であるスーパーゼウスは、
執事であるシャーマンカーンと共に頭を悩ませていた。
「どうしたら良いものかのぅ。シャーマンカーン」
デスクにはあらゆる所からの履歴書が散乱し、
悩むのも疲れたと言わんばかりに天井へと視線を変え、背を伸ばした。
背もたれ部分がゼウスの重みできぃと唸る。
「ロココの仕事は厄介じゃからのぅ。
緻密な情報処理と、秘密の保持が出来…それなりに身体能力も必要じゃ」
「神帝達は学業を優先してやりたい…
しかし、照光とエンジェルだけではの〜!」
「簡単に神帝達の進学を了承したスーパーゼウス、
お主の責任じゃ」
「分かっておる。
シャーマンカーン、良い知恵はないかのぅ〜!?」
ゼウスに問われ、
カーンも髭に何度も手をやりながら暫し唸る。
「『最強の執事』と噂の高い彼程でなくても良いんじゃがのぅ…」
真っ先に思い浮かべたのは、この街…フラン〇フルトで一番の執事。
しかし、『裏』で何を企んでいるか検討も出来ない彼は、
危険性においても一番であった。
「…そうじゃ
あの家には、もう一人2つ名を持つ者が居ったじゃないか。
『白い天使』が」
シャーマンカーンはぽんと手を打ち、目を輝かせた。