□始まり
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目覚めたベッドの上。今日は昼過ぎまで寝て体調も良い。

「そろそろ起きないとまたみんなに怒られちゃう…。」

体を起こし、うーんと伸びをして眠そうに少女が呟く。すると…

「こらぁぁぁ未夜!!しっかりせい!もう昼だってことわかっとるかぁぁ!」

部屋の外から響いた大きな怒鳴り声。
堪らず少女は耳を塞いで叫ぶ。

「わかってますお爺様!!起きてるのにわざわざ大声で叫ばないでくださいな!!」

「なにぃ!?起きてるからと言って小声で話せばどうせお前また寝るじゃろう!!」

「寝ませんし!!というか寝ても良いでしょう!?今日はお休みなんですから!」

「開き直るでない!いつもいつもそう言って夜寝なくなるだろうが!!」

「夜に寝ないのは忙しいからです!!怒鳴ってばかりいるとすぐに喉が潰れますよ!もう歳なんですから!!」

「潰れるわけ無かろう!まだまだ元気じゃわい!年寄り扱いするならもう少しぐらいわしをいたわれ!!」

などと朝から…いや昼から怒鳴り合う二人。ちなみにこの争いはしばらく続いたとか…。
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