Book01

□恋かどうかは分かりません、でも
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季節は白い綿雪が舞うときで。


今年も相方とプレゼント交換の時期が近づく。


「しんたくんに、何あげようかな…………」


やっぱりマフラーかなぁ?と呟く口からは白い息が漏れる。


ふと、小綺麗な雑貨屋に目をやると小さいハンドタオルに惹かれた。


「あ、可愛い〜…………」


そのハンドタオルに手をやり直ぐにレジに向かった。



*************


「しんたくん!」


「?。たくや、どうした?」


「あ、これ…………」


小さめのラッピングをしんたくんに渡す。


「ありがとう、な///」


はにかむように笑うしんたくんが、可愛くて、こっちが照れる。


「うん………///」


「じゃあ、俺からも」


しんたくんからも、似たようなラッピングの物を貰った。


「あ、開けていい!?」


「もちろん♪」


破けないように優しく開くと、全く同じ、あのハンドタオルが入っていた。


「え、え!?」


「ん?たくや?気に入らないかな?」


「〜〜〜〜っ………///」


なんだろう、以心伝心?




―――――――――――――





恋かどうかは分かりません、でも







やっぱりこの感情は、好きであってますよね?


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