今日からあなたもSouthpaw

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「妙子」
「神谷さん!お久しぶりですね!」


スタジオで収録前なんとなーく台本を見ていたら神谷さんに腕をつかまれました。



「な、なななんですか!?!?」
「やせた」
「はい?」
「お前ガリガリじゃん!」
「そんな!神谷さんに言われたくないですよー」

なんて笑って言ってみたけど神谷さんは笑ってくれない。

「食ってないだろ」
「いや、ほら、ボルタリングで少し食事制限してみたりだとか」
「妙子。中村くんと杉田くんが心配してる。小野くんもうるさいぐらい。安元くんはなんか食わせてやらないとって言ってた」
「そんな売れっ子に?」
「たいてむととんこつラーメン食べに行かせるよ?」
「私ラーメン嫌いなんですよね。」
「そういうことじゃない。ほら、あっち見て」

神谷さんが指を刺す方には家政婦は見た状態の杉田さんと中村さん。

目が合うとノソノソと出てくる。
おお、リアルグリズリー、
怒られるから言わないけど。

「今日は肉が食いたい気分です」
「中村はいつもだろ」
「しゃぶじゃぶする?」
「いや、焼肉だな。」

お前この後何もないってマネージャーに聞いたからな。と中村さん。

「なんでさー中村くんは素直に行こうって言わないの?」
「神谷さん不参加ですか?」
「行くけどさー」

「妙子、妙子。」
「どうしたんですか?」
「はい。とりあえず高カロリーなお菓子を、」

杉田さんから渡されたコンビニの袋にはナッツやチョコや生クリーム

「こんなに?ありがとうございます」
「これは今日の分だから」
「え、マジですか?」

「あ、中村ー」と杉田さんが神谷さんと中村さんの会話に入って行った時、メールの受信を告げるiPhone。


差出人:安元洋貴>
宛先: Earth37@*****.ne.jp

件名なし
20**年**月**日 **:**

今日おのでぃーは残念途中参加だってよ。

予約しといたから上がり次第いつものところな。



「安元さんからメール来てました!」
「安元さんなんて?」
「いつもの店予約しといたって、小野さんは遅れてだって」
「小野くん遅いの?なんでもいいけど」
「またまたーそんなこと言っちゃうと小野さんがうっとおしくからんできますよ」
「お前のがひどいだろ」



先輩みんな大好きだ。

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