今日からあなたもSouthpaw
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平日、午後、事務所
午前に仕事で家に帰る前に台本を取りに、と事務所に寄った。
受け取ってロビーに降りると交流のある後輩の顔。
「やっすもとさーん!」
笑顔で手を振る妙子のもとに向かう。
そんなに声張らなくてもお前の声は通るからうるせーぞ
「安元さん、じゃがりこあげます!」
「おぉ、サンキュ」
腕に乗せられる4つのじゃがりこ(サラダ味)
「もっとありますけどいかがです?」
妙子が避けた後ろにあるのはダンボールで3箱。
箱には大きくカルビーと書かれている
「おまえ、なんでそんなに?」
訳を聞けばじゃがりこにはまり、Amazonさんで3箱買って、調子に乗ってたべていたら胸焼けして嫌いになったらしい。
「箱を見ただけでも喉の奥が酸っぱいです、」
きたねぇな。
「あ!まりなさん!!!」
井上よりもっと先輩な俺を置いて妙子が駆けていく。
そんな時ポケットで震えるiPhone
見れば中村からのメールで「飯いきましょ」とのこと。
井上から離れて戻ってきた妙子に話せば行く!と二つ返事
「お、中村も来るって」
「杉田さんは今から梶田くんと収録らしいです」
「杉田来ないならお前飲めないじゃん」
「なにいってるんですか!こんな時のための中村さんです」
「先輩だぞ」
「ヘケッ」