TOWマイソロ2&3
□ネコミミ
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アンジュの依頼で街に来たシオは、とあるカフェにいた。
少し特殊とは聞いていたが、実際目にするとアンジュの言っていた事も頷ける。
―可愛い制服だな…。
店員に話しかけると、シオは奥に通され、制服に着替えさせられた。
フリフリのフリルのいっぱいついた、制服はとても可愛い。
「あなたにはホールを頼むわね」
「はい」
今回の依頼は新しく出来たカフェを手伝うという内容だ。
「フレン」
シオ同様、着替えさせられたフレンは執事の格好をしていた。
「シオ…!?」
フレンはシオを見て、固まる。
―…?
「フレン?」
心なしか、顔が赤い。
シオはフレンに近づくと、フレンの目の前で手を振った。
「あっ!えっと……」
ハッと我に返ったフレンは慌てて、シオから距離を取る。
「に…似合ってるよ、シオ」
「ありがとう。フレンも似合ってるよ」
「あの、注文いいですか?」
お客から声がして、シオは「はい」っと言って、ホールに向かって行った。