TOWマイソロ2&3
□からあげ弁当にはご注意を
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依頼を終えたシオはバンエルティア号に戻ると、ロックスのいる食堂に向かった。
「おかえりなさいませ、シオ様」
パタパタと小さな翼を羽ばたかせ、忙しそうに夕食を作っているロックス。
「手伝う」
シオはパニールの作ってくれた、愛用のエプロンをすると、ロックスの手伝いをし始めた。
これがシオの日課だ。
「依頼で疲れている所、申し訳ありません」
「気にしなくていい。好きでやっているのだから」
てきぱきと料理を作っていくシオとロックス。
もうすぐ、全ての料理を作り終えるっといった、その時。
「おらぁーーー!!!!!」
叫び声と共に何かが派手に壊れた音がした。
「な、何ですかっ!?」
「見てくる」
シオはエプロンを外すと、剣を携え、食堂から出た。