main(´・ω・`)
□モヤモヤ
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一日目
「マリーお茶いれてくれない?」
カノが言う
マリーは嬉しそうに返事をして台所へと向かった
「最近はマリーもずいぶんと馴染んできたな」
「そーだよねーキド♪」
マリーはお気に入りのコップにお茶をいれて部屋へ入ってくる
小柄で可愛く、人気者だ
「マリーよく本読んでるからさ、俺にも紹介してくんねーか?」
割と読書好きのシンタローならではのお願いだ
それについても、マリーは嬉しそうに本のところへ連れていった
「え、えっとね。これとね、あれと・・」
「え、どれ?あっちもあんのかよw」
「もー遅いよぅ!こっち!」
確かにシンタローは遅かった が・・
立っていたセトが驚いたのはそこじゃなかった
マリーがシンタローの手を握っているのだ
「キ、キド・・どどど・・」
「なんだセト。顔が引きつってるぞ」
「マリーがシンタローさんの手を・・・!」
「あれぐらい普通だ。そう騒ぐな」
「ふ、普通!?」
そんなこと言ってる間にもマリーはシンタローと楽しく喋っていた
「・・・。」
(マリーがほかのメンバーと仲良くなるのは良いことじゃないすか・・
なのになんで・・)
・・―こんなに胸が痛いんだろう
不安を心に抱えながらもセトは、その日深く夜を過ごした