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□寝起きドッキリ
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午前5時過ぎ

「皆さんこんにちはっす!ちょっといまからマリーにドッキリを仕掛けてくるんで・・」 

静かに、と人差し指を口に添える
そして、まるで泥棒かのようにマリーのいる部屋へ進入する

「・・・zZ」

まるでアリスのような美少女が無防備に寝ている
セトはそれを眺めて

「よし、じゃあ寝起きドッキリをはじめるっす!」

と言い手を布団にかけようとした
その時

「セトぉ・・・。zZ」

「ビクゥッ)・・!??」

そしてマリーの寝顔を確認する

「な、なんだ。寝言っすか;」

はぁ とため息をつく。
再度、布団に手をかけようとするが

「セ、ト・・実はセトのこと・・・なんだよぉ・・」

「ま、マリー?」

起きているのでは と思い、ジッと顔を見つめる
「好き・・だから、あのっ・・・zZ」

「!?」

いきなりの言葉にびっくりする
言葉の意味を理解しながら

「俺もっすよ、マリー」  

セトはソッと額にキスをおとした
すると、まるでそれが合図だったかのように・・

「セ、ト・・?」

マリーが起きたのだ

「まままマリー!?」

「おはよー・・なんでいるの?・・」

「わ、忘れ物取りに来ただけっすよ!はは;」

「そうなんだ・・あ、あのね、とても幸せな夢を見たの!」

マリーはいっきに顔が赤くなる
セトも一緒に赤くなっていった

「セトに・・好きって言える夢・・//」

「マ、マリー・・//」
「だ、だから、あのっ・・//」

「ふふ・・*」

セトは優しく笑う。

「俺も好きっすよ、マリー」

無邪気な笑顔を晒し

マリーも幸せそうに笑った

その日二人は

二つの好きを交わした
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