main(´・ω・`)
□カノモモ
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「如月ちゃん」
「はいッ、なんでしょう」
「お茶いれてくれないかな?」
「…? お茶?ですか?」
朝から集合予定をしていたメカクシ団のみんな
だが、キドはマリーとセトと動物園へ
シンタローとエネはネットで大事な用があると
コノハやヒビヤ達は来なかった。
最終的に残ったのはこの2人である。
「いや、いつもはマリーにいれてもらってるんだけどね? いないから」
「鹿野さん、自分でいれましょうよ;;」
「ごめん、お茶いれるの苦手なんだ(´・ω・`)」
ショボーンとした顔をして、モモの方を見る。
もちろん実際はニコニコしている…
目を欺く能力発動中だ
そして当然のようにモモは騙されるのである
「す、すいません。今からいれますね」
(鹿野さんのあの表情初めてだなぁ
きっとそんなにお茶いれるのが苦手なんだ!)
何を勘違いしたのか、優しいのか、天然なのか…
わからないがとりあえずお茶をいれて渡す
「クク…プッ… あ、ありがとうw」
笑っていたのを隠すように、急に真面目顔になる
モモは笑っていたことに気付かなかったようだ
カノはゆっくりとお茶を飲み、一瞬不思議な顔をした
「あ、あのまずかったですか?」
「いや、マリーのお茶の味と違うから…
でも美味しいよ」
「お茶の葉が切れてて;」
「ふ〜ん、そうなんだ。
じゃぁどうせ暇だし、買いに行こうよ」
ニコニコしながら誘ってみるが…
「ダメですよ! キドさんいないのに…でたら大パニックに…」
「んー そっかー 確かにそうだったねw」
ということで、家の中にいることが確定する
どうやら暇な一日になりそうなのである。