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□キドカノ
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「カノ、これ見てみろ…」

「なーに?」

キドがカノに近づくとそこには…

「ニャァ〜……………」

猫がいた。
白の毛並みに黒のメッシュが入っており、足を怪我している。

「猫かー でも怪我してるね」

「あぁ…そうだ。ここら辺に動物病院はあるか?」

「あるけど、え、まさか持っていくの!?」

「もちろんだ。場所を教えろ」

「はいはい」

キドは猫を抱えると、走った。
カノもそれについていく
上手く案内しながら、15分経過したところ、やっと動物病院についた

「この猫は骨折だねぇお嬢ちゃん。」

「治るか…あ、治りますか」

「入院してもらおうか。異常は足だけだから数日で終わるぞぉ」

「わかりました。その猫のことはよろしくお願いします。」

「ちょっとちょっと、キド。 治療費はどうするわけ?」

「…任せろ。なんとかする」

「…;」

猫を預けてそのままアジトへと向かう
帰る途中、二人は無言だった。

「……」

カノは、震えているキドの手を
あいているキドの手を
優しく握った。

「なんだ…」

「だーいじょうぶ☆
 あの猫、キドに似てしぶたそうだから!あは!」

「冗談を言っている場合か!!!」

バッと握られていた手を離す
そしてそのまま走り去った。
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