main(´・ω・`)

□セトマリ
1ページ/4ページ

とあるとある昼下がりの
とあるとある107の部屋
小さいとも大きいともいえない普通の部屋に4人の子供が集まっている。

「あー なんかやることないなー 暇だなー」

「こんな真夏日なのに喋るな。黙ってろ」

「えー だってキドも暑くなーい?
 ってかキド、めっちゃ汗かいてるじゃんww」

「っ、黙れ!!」

一応平穏な日々をこの真夏日で共にしている4人
キド、カノ、セト、マリーがいる。

「暇ならクイズ遊びしないっすか?」

「クイズ遊びー? それってただのクイズでしょー?」

「そうっすけど、面白いかもしんねぇっすよ!」

「んー…」

沈黙が訪れる
普通この年代の子どもたちなら、きっとなにかしらネットやゲーセンで遊ぶだろう。
だが、ここにいる4人のメンバーはそういう遊びをしないらしい。

「じゃぁ、セトに問題!」

「はいッ!いいっすよ!」

「マリーの想像フォレストは誰を想って歌ったでしょう!」

「…? マリーの想像フォレストっすか?」

「うん、ちょっと簡単すぎたかな?」

マリーは顔を赤らめ、赤面を晒している。
俯いたままのマリーにセトは「?」の文字を頭に浮かべた。
誰もがわかりそうな問題だが、純粋なセトにはわからないようだ。

「わかんねぇっす。」

「…え、ホントにわからないの?」

「わかんねーっすよwww」

「も、もうちょっと考えてみてよ」

焦りはじめるカノに
暗い顔のマリー
キドもどことなくソワソワしている。

「んー…マリーのお母さん・・?」

「…そ、それもあるかもねー あはは…」

「…カノ、もういいから!」

マリーは、バッと立つと、走り去っていった。
また部屋に沈黙が訪れる。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ