長編

□私と聖闘士と聖域!!その2
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目の前にある長い道のりを見てアナスタシアは思っていた


今日中に着くのか
いや、きっと着かないと頭の中で言い隣にいるカミュに問いかけてみた



「カミュ、」

「どうした?疲れたか?」

「ううん、大丈夫なんだけど。これ、今日までに着く?」

「すぐ着く」


絶対嘘だ、こんな長い階段見たことが無いよ?!


でも此処で立ち止まっていたら日が暮れちゃう
さっさと登って、早く宝瓶宮に行かなきゃ荷物の確認もカミュの友達にも会えない



「しっかり掴まってるんだぞ」

「え、カミュ?!」


いきなりふわりと身体が浮き何事かと思い吃驚したけどすぐにお姫様抱っこされていると分かり、カミュの首に腕を絡めた


「カミュ、どうして急にお姫様抱っこなんてしたの?」

「この方が早いからな、それにアナスタシアが疲れなくて済む」

「うん、みたいだね」


明らかにこの方が早い
だってさっさまでいた場所はもうかなり遠い所にあった
聖闘士ってこんな事出来るんだ‥


「カミュ、疲れたら降ろしていいからね」

「大丈夫だ。だがありがとう、アナスタシア」


にこりと笑うカミュを見ると安心する
カミュと一緒に聖域に来て良かった。そんな事を思いながら残り少ない宮を見て少しドキドキしていた

ムウやミロってどんな人達なんだろ?まず会えるかな?
カミュみたいに髪長かったりするのかな?
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