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□独りぼっちの夜
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〈Side R〉

独りぼっちの夜は少し寂しい。
そんなの前からだけど。

でも極まれに不安な時がある。
泣きたい時がある。

冥王星の事件が起きれば毎度の事だ。

″冥王星の正当な後継者″
この正体がいつQクラスのみんなにばれてしまうのだろうか。

僕の正体を知ったらみんなはどう思うだろうか。

そんなの分かってる。
″離れていく″って。

だから僕はあまりQクラスのみんなとは話さない。
″裏切り物″って罵倒されても平気でいられるように。

でも最近は…そうはいかないみたい。

Qクラスの温かい存在に″キュウ″に出会ってしまったから。

キュウは僕が悩んでる時に何も言わずにただ隣にいてくれた。
「大丈夫だよ。」って微笑んでくれた。

もし僕の正体がばれたら彼はどんな顔をするだろうか。
あの優しい言葉を掛けてくれていたのが罵倒の言葉に変わるのだろうか。

そんなの……

「やだ……っ」

無理だ。そんな事言われたら僕は…


死んじゃうかもしれない。


ねえ、キュウ。
あなたは僕を信じてくれますか?

独りぼっちの夜。
たまに怖くなる。
 

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