≦鬼徹書物・長編≧ そうだ、地獄に行こう!!

□【第五話】 同じ屋根の下A
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……………………

 
―――…朝。

「……〜〜〜うーんっ。」

鼻先に感じるくすぐったさと、頭の下にある枕では無い違和感に、目を覚ました柊…。

すぐに、目を見開いたまま硬直する。

「・・・・・ぎっ。」

くすぐったいのは、鼻先に十数センチのところにある薄く形の良い唇からの寝息…。固まった柊の口が少しずつ動き出す。

「・・・・・ぎっ、ぎっ。」

頭の下には、筋肉質な二の腕………というか、腕枕…。

なんと柊は、鬼灯に抱き締められているような状態で寝ていたのだッ。

状況が理解できた途端ッ。


「ギャアァ〇∞★◎◆&£※〜〜〜ッ!!」


と柊は、言葉にならない悲鳴を上げ、「五月蝿いッッ!!」と雷が落ちたかのごとく鬼灯に一喝された。










         ◆◇◆
 
 
 
 
 
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