The sky which embraces you

□act2 異世界でした
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開いた口が塞がらないとはまさにこのこと



いまだに笑みを浮かべるジンをポカーンと見つめる私






あれ、ちょっと待って



私、転生トリップの次は異世界トリップしちゃった?



トリップ体質か何かですか私は




『えーー、と……ジンさん
つかぬことをお伺いしますが…

ジンさんは本物のジンさんでいらっしゃいますか?』



レイヤーさんだと言ってくださいジンさん



「?本物だぜ?」


『ノオオオオオオオーー!!!!!;;;』



思わずorzポーズで地面にうずくまる




『あぁぁあぁあ兄さん兄さん兄さん兄さん…………

兄さんの妹は転生トリの後に異世界トリしちゃったよ兄さん死亡フラグバリタチだよあぁぁ最期に兄さんと父さんと一緒にロゼワイン飲んで母さんのハンバーグ食べてランボたちとゲームやって獄寺さんと兄さんについて熱く語りあって山本さんたちと一緒に野球やって笹川先輩とロードワークやって雲雀さんと骸さんのバトル傍観して京子さんとハルさんとビアンキさんとイーピンちゃんとケーキ食べて一度で良いからみんなで一緒に川の字になって眠ってそれから死にたかったうわぁぁぁぁあぁぁあぁあ』



「お、おい、どうした?;;」



ジンさんが私の前でしゃがみこんで心配そうに顔をのぞきこむ



ジンさんの頭の上には何故かネロの姿が



『そうだ、こんなふざけた真似をするのはアイツしかいない』



ジンさんとネロの姿を見て、ほんの少しだけ冷静を取り戻す




『白蘭ェ………

あんの快楽主義マシュマロ星人野郎……!!!!!』


「お前目ェ据わってんぞ」


白蘭ブッ殺す



僕から兄さんを奪いやがって



ていうか未来編でよくも10年後兄さん撃ちやがったな



しかも兄さんの可愛い顔に傷いれやがってあンのヤロォオオオオ!!!



「おい、お前大丈夫か?」


『ええ、まあ………
ちょっと落ち着いてきました』


「お前、まだ若いのに色々苦労してんだなぁ」


『いや確かに若いですけど……
私これでももう23歳ですよ?』


「…………なんの冗談だ?」


『いやそんなマジ顔で聞き返さないでくださいジンさん
童顔なのは自覚済みなんで』


「いやだってお前…………」



難しい顔をして私を見るジンさんに首をかしげる



『私が、なんですか?』












「お前、5、6歳位にしか見えないぞ?」





本日2度目の絶叫が響き渡りました。
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