The sky which embraces you

□act3 バラしました
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「まぁ何だ、ここでのんびり話してても埒が開かねぇ
用事は済んだしさっさと帰るか」



そういってジンさんは私たちを置いてさっさと先へ行ってしまった



ぽかん、としたままのカイトさんも私を肩に担ぎ、慌てて後を追う



「そういやぁ夜空、お前の家はどこにある?」



茂みを掻き分けて進む前方のジンさんが尋ねてきた



『イタリア』



今はあそこが私のホームだ


兄さん、山本さん、獄寺さん、リボーンにディーノさん………


数えきれないくらいたくさんのファミリーがいる



「いたりあぁ?」



ジンさんもカイトさんも不思議そうな顔して私を見た



「どこにあるんだ?それ」


『ユーラシア大陸ヨーロッパ諸国南部』


「ゆーらしあ?」

「よーろっぱ?」



当然のように二人が首をかしげた



『要するに私、異世界から来ました』



一々説明するのが何だかとっても面倒くさいのでカミングアウトすれば、二人の驚きの声が森に響きました



大の男の絶叫ってすげーうるせーです。
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