ハガレン2

□せきにん
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「どうしても気になるのならば、私の言う事を何でも聞くというのはどうだね?」
「何でも‥」
「ああ、退院するまでの間」
「はい、出来る限り頑張らせていただきます!」

リザが返事をすると、ロイは早速お願いをした。

「では、まずリンゴを剥いてくれないか?」
「はい」



リザはベッドの横にある床頭台から、リンゴ、ナイフと皿を取り出した。

見舞い客用の椅子に座ると、手慣れた様子でリンゴの皮を剥いた。

「出来ました」

綺麗に剥かれたリンゴを縦に6つ切った。

「口を開けてください」

その中の一つをフォークで刺したのを、ロイの前に突き出した。

「食べる位は自分で出来る」
「いいえ、最後までやらせてください」

困惑するロイに、一歩も引かないリザだった。

暫くして、リンゴを食べさせてもらうロイと満足そうなリザの姿が見られた。


End.
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