ハガレン2

□君に誓う
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ロイが部屋を出ると、看護師が鍵を掛けた。

「いつもお疲れ様です」
「ああ、ありがとう。Dr.は?」
「こちらです」

看護師が連れられて、別室に入った。
中には、白い白衣を着て、椅子に腰掛けた中年の男がいた。
男はロイがもう一つの椅子に腰掛けると、話始めた。

「ホークアイさんの容態ですが、相変わらずです」
「そうですか‥」
「未だに架空の世界にさまよい、そこを現実だと思い込んでます。以前、貴方のことを大佐と呼んでいると言いましたが、今回の検査である程度のことが判明しました」
「どうでしたか?」

男はゆっくりと口を開いた。

「彼女がさまよっている世界は、私達を模した世界でした。例えば、私は死体専門の医者でしたよ。またそこは、錬金術が発達した世界でした。詳しくは、現在まとめている最中です。まとめ次第お知らせします」
「わかりました。ありがとうございます、ノックス先生」

ロイは男に頭を垂れると、部屋を出た。
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