ハガレン2

□夢幻
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道を歩いていた。

周りは花や草が生えており、辺りには家がない。

真っ直ぐに道を進むと、道は一軒家に続いていた。
ここはどこなのだろうかと戸を開けると、金髪の少女が出迎えてくれた。
少女に引っ張られ、着いたところはリビングだった。
リビングには男性が一人いて、椅子に座っていた。
少女は椅子に座るように言うと、温かいスープとパンを運んできた。
食べて良いものか考えていると、少女は食べるように促した。
見ると、男性はすでに食べ始めている。
スープはとてもシンプルなもので、具も少ししか入っていない。
けれど、どこか懐かしい味だった。
お腹を満たすと眠たくなる。
欠伸を必死に押さえ、少女の片づけを手伝った。

男性に名前を呼ばれ振り向くと、修行は1時間後から始めると言われた。
反射的に頷いた。
男性はそれだけ言うと、どこかへ行った。
少女に「頑張って下さいね」と応援され、片づけが終わったから休むように勧められた。

使い古されたソファに腰を下ろすと、睡魔に襲われた。
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